物語「クインダムド」

最近よく見かけるようになったギルド「クインダムド」。
本拠地は30をこえる飛空艇の船団。
中央に浮く大型の飛空艇の中枢に、
幹部クラスにしか入れない会議室がある。
そこに掲げられているのは「アドラスティア」の国旗だった。
ルーンミッドガッツやシュバルツバルトでは知る者が少ないとても遠い国。


アル邸。
皆が起きてそろった頃にはお昼前。
アルは朝から学校、
入学式の準備かなにか。
カーマインの背には大きな麻袋。
それを見て怪力だと言ったリアが運ぶことに。
実力的には一番腕力があるはずだから当然かな。
カーマインが背負った時より重そうにみえるのは不思議だ。

多くても2人で十分だとカーマインは言ったが、
気になるようでヒナも行く。

玄関を出るとちらほらと人がいる。
人目を避けて地下水路を使う。
リアの気功でほのかに明るい。
カーマインが先頭で数分歩く。
目的はクライアントの研究室横の倉庫。

近づくにつれて壁に埋め込まれたガラスの容器。
中には変な魚。セキュリティの関係。

地下水路をよく使うのか入り口は歩いて通れる扉。
近づくと自動で開いた。その先には階段と薬品の嫌な匂い。

部屋の中のあらゆるものに布が被せてある。
光源がないのに明るい。布が光ってる感じ。
リアが布触ろうとすると、
何にも触るんじゃない!ヒヒヒと甲高い男の声と奇妙な笑い声。
物影からメガネをかけた男が現れる。
顔の表情から奇人変人であるとわかる。

フラムからの届物だよとカーマインはリアが持つ麻袋に指をさす。
ヒヒヒヒハハ!とリアの後ろに回りこみ、麻袋の中を確認する。
次第に笑い声はなくなり、歯ぎしりの音に変わる。

グギギギ・・なんだあ・・?なんだ!これはメスだ!少年と言ったはずだ!と少女に向かって叫ぶ。
なにこいつ・・気持ち悪い・・とヒナ。
人体実験にでも使うつもりか?とカーマイン。
ク、クヒヒ・・助手だあ。少年の助手がほしいんだ!
フラムは性別の見分けもできんのか!使えん!

フローネがどうなっても知らんぞと伝えろ!


いいんだろうか・・かってに国にしちゃいました。
このへんはまだまとまってないので変わる可能性大。
研究者がおかしすぎました・・

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