物語「争いと中和」

ある時、ある国、東の街で、幸せ家族に家族が増えた。
近くにいた医者は恐怖し、家族たちも氷つく。
みんな避けようと殺しあった。
その男の子はまるで悪魔だったから。

その時、その国、西の街で、不幸な家族に家族が増えた。
近くにいた罪人たちは悪行を辞め、同居人たちは仕事を辞めた。
みんな奪おうと殺しあった。
その女の子はまるで天使だったから。

間もなく2つの街は滅んだ。間もなく2人の子は一カ所に集まる事になる。
それが北の追放者のスラム街。しかし街の人々は殺しあわなかった。
中和されていたのだ。男の子の演奏と女の子の踊りは人々を安定させた。

2人に家族は居ない、だけど飢えたり望んだりはしない。
得意の見世物で安定していた。

ある日スラムに巡礼中の聖職者の卵が現れた。
卵といってももうすぐプリーストになる年上の男。
男は2人の演奏と踊りをとても気に入った。
いくつかの讃美歌やお話を教えてもらい、見世物の巡業という存在も知る。
2人は巡業するため、男についていく。
物心がついてから初めてスラム街から出た。

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