東京都条例「漫画・アニメも対象」青少年育成条例改正案

東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト

以前あった「架空創作表現の規制」Web署名と似たお話です。
かなり遅めの投稿なので知っている方も多いと思いますが思ったこと。

先ず思ったのは青少年という文字について。
少年ジャンプとかのイメージからして男子だけかと思ったけど
辞書的にいえば男女をさすらしい。つまり大人未満の男女のことですね。

児童ポルノがダメなのは当たり前なのですが
この件の中心は、今されているようなフィルタリングでは意味がなく、
子供も簡単に有害な情報を見ることが出来てしまう事。
そのような物を思春期に見て、異常な変態になる事を止める為だと思います。

そこで根元、つまり作る側の大人が規制されます。
「青少年をみだりに性的対象として扱う風潮」を諸悪の根源として
すでに変態さんになってしまった大きいお友達を根絶やしにする為。

そこから、描いちゃだめ&絵の単純所持も規制の対象となるそうです。

条例内でいう絵においての児童
「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示
又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」

日本で描かれるキャラ絵はほとんど十八歳未満だと思う。

日本の漫画とかが世界的に認められているのは子供心を忘れずに
大人になっても子供の頃の理想を追い求めてきた結果なわけです。

理想が子供の頃のままだから大きいお友達になるのかもしれませんね。
根絶やしにしてしまうと、せっかく認められているものが衰退しないか心配です。

この条例は東京のお話ですが、一番多くのクリエイターが居るし
前例ができれば他にもでてくるはずです。ダメ絶対。

追記:ウォルさんから紹介された記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100311/213285/

たしかにフィクションであれば100歳超えの幼女とかも余裕でいますね。
そこを規制するための言葉が「非実在青少年」なのですね。

ひとつ。あぁ、これは転載だめかもしれないけど・・。
「源氏を読みこなす読解力のある人間なら、ポルノなんかに影響を受けるはずがない」
確かに子供が到達できないが大人は到達できるようなフィルタリングができれば問題ないんですけど、絵は世界共通語ともいえるほど容易に理解できますから大変です。

本屋で大人向け漫画を立ち読みする子供を見たことがあるので
とりあえず、子供がいくような漫画コーナーにそんなのおくべきではないですよね。

ただ、どんなにキツイ内容であっても元の絵で禁止するのはナパーム弾すぎますね。

以下、転載を中心に載せておきます。

東京都が都議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)の改正案をめぐり、ネット上では内容を危惧する声が高まっている。 アニメや漫画などに登場する18歳未満のキャラクターも「非実在青少年」と定義し、内容によって不健全図書指定も可能になっているなど、従来から踏み込んだ内容になっている。 議会での審議は近づいており、ネットではアクションが広がっている。

ITmediaNews:漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案

漫画編集者出身のノンフィクションライター
堀田純司さん「キャラクター表現へのはっきりとした蔑視」

 まず1つは、同人活動などでは、非商業ゆえに大胆な描写の漫画表現が存在します。しかしこうしたアマチュアのファン活動こそが、日本のキャラクター表現の豊かな土壌となっており、今回の規制はこの分野を直撃します。もう1つは、何が有害なコンテンツであるのか、その基準があいまいであること。表現とは時に死と愛に踏み込むものであり、読むものの感情にゆらぎを与えるからこそ表現と言えます。


モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)などは「フィルタリングの取り扱いは民間や家庭の自主的取り組みに任せるべきだ」などと主張。また改正案が「犯罪や被害を誘発することを容易にする情報の閲覧を最小限にとどめる」などとうたっている点について、「違法でも有害でもない情報が規制対象になる可能性がある」と指摘した。


漫画評論家の藤本由香里さんはmixi日記で問題をまとめ、反対の声を挙げている。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1432168258&owner_id=160185&org_id=1430946730

続きに本文を転載しておきます。


すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。 これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。  つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。  なので、今のところ罰則はありませんが、「単純所持」も禁止されています。  おまけに、上記に規定された意味での「児童ポルノ」(つまり非実在青少年を含む)の根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。

第十八条の六の四 何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する。
2 都民は、都が実施する児童ポルノの根絶に関する施策に協力するように努めるものとする。
3 都民は、青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないことについて理解を深め、青少年性的視覚描写物が青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあることに留意し、青少年が容易にこれを閲覧又は観覧することのないように努めるものとする。

 これだけ読むと、青少年が読まないよう留意すればいいのかと思うかもしれませんが、成人が読むものもすべて、規制の対象になります。
都条例の改正案の全文は以下で読めます。
このうち、後半の、とくに赤で反転してあるところが重要な部分です。
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html

また、今日、いままさに行われている緊急集会のお知らせ
http://icc-japan.blogspot.com/2010/02/blog-post_27.html
も含め、この問題に関する基本情報をまとめたサイトは以下です。
http://mitb.bufsiz.jp/

「18歳以下に見える」とか、「不健全」とか、いくらでも恣意的に解釈できる条文の上に、これらの規制を推進しようとする都に対し、全面的に協力するのが「都民の義務」とするなど、これは戦前戦中のファシズムか? 「非国民」!とどこが違うの? と言いたくなるくらい問題のある法律なのですが、問題は、

今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

ということです。
 そして、出版社のほとんどすべてが東京に集中している中で、この法律が通ることは、国の法律ができたのと同じ効果を持ちます。
 にもかかわらず、不思議なことに、ネットでも、マイミクさんの日記やMLでも、この問題はほとんどまともには話題になっていません。おそらく、あまりにもばかばかしい規定ゆえに「半笑い」的なコメントが多く、みんな「こんなばかばかしい規定、通るはずない、と思っているのだと思います。なぜかネットでも、個人のブログや痛いニュース以外に、信頼できるとされる一般メディア(新聞系のニュースなど)でこれを取り上げているところはないし、新聞でも報道されていないので、みんな冗談だと思っているのだと思います。
 けれど、繰り返しますが、

 今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

 2月24日に案が発表されて、都民が意見が言えるのは25日まで(つまり1日だけ)。
 議会での質問が許されるのは3月4日(代表質問)・5日(一般質問)だけで、これも数日前には質問を提出していなければならない。(つまり議員でさえ、検討できるのは3日程度)
 で、18日の13:00の付託議案審査がもっとも重要で、今月末には投票、決定、ということになります。

 現在、都議会の会派は石原都政与党(自民、公明、平成維新の会)が62議席、石原都政野党(民主、生活者ネットワーク、共産、自治市民)が65 議席という構成です。
 野党が全員反対にまわれば、否決できるのですが、今のところ、民主党内ですら、意見統一がとれていない。知人によれば、

①都議では野党の民主議員が全部法案可決に反対しても過半数に満たず、
民主自体もきれいに可決反対で意見がまとまっているわけではない。
②今回はこの法案はケイタイ・ネットに関する法案とセットで提出されており、
このケイタイ・ネット関係の法案はちょっと現段階ではあまりに穴がありすぎ、ほぼ通らない
ということになっていて、それが災いする可能性も高い。つまり二つあげたもののうち二つともが
否決されることは珍しく、ひとつを通さない代わりにひとつを通すということは議会ではよくある。
こうしたことから、この法案は何もしないでいると通る可能性が高いだろう」

ということです。
 けれど、先日、もう賛成を決めているからダメだろう...と言われていた、「生活者ネットワーク」の議員さんにヤマダさんたちと一緒にお話をしに行ってきたら、ちゃんと聞いてもらえた、という感触を持ちました。そして、この法案の危険性を訴えたのが、ほぼ私たちが初めてのようだったのが印象的でした。
 都議の方たちも、あまりにも現場から何も反対の声が上がってこないので、不思議に思う状況のようです。現場から反対の声があがらないとどうしようもない、との声も聞かれました。
 私もあまりにみんな騒いでいないので、半信半疑だったのですが、各方面に確かめても、「このままだと通る」ことは確実です。
 まだ間に合うかもしれません。広報の手段を持っている方は、この法案の危険性を、早く、広く、伝えていただければと思います。

 また、今いちばん効果があるのは、議員さんへの直接の働きかけです。
 次の日記に方法と気をつける点がまとめてありますのでご参照ください。
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1433129260&owner_id=160185


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